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ティーブレイク

カカオハンター シエラネバダ

sierranevadapicture以前何かのテレビ番組で見てちょっと気になっていたカカオハンターのチョコレート。(日本人女性が、幻の白カカオだったか?を求めて、ジャングルの中を探検していたような内容だった記憶)

 

 

 

食べてみました。

 

 

 

何種類かあって、選んだのはカカオ64%のシエラネバダです。

 

 

 

封を切って香りを嗅いでみると、強めの香りが来ました。

 

 

 

「フルーティ」、「アーシー」、「ウッディ」、コニャックとは違うのですが、それを嗅いだ時の様な複雑で豊かな香りがします。

 

 

 

齧ってみると「おいしい」。

 

 

 

とにかくおいしい。

 

 

 

気が付いたら3/4位食べてしまっている。

 

 

 

手で割ってちびちび味を確かめるより、直接齧って味を堪能したい。そんな感じです。

 

 

 

香りの強さは口に含んでもそうなのですが、少しチェリーとかジャムっぽい甘さを感じます。

 

 

 

カカオの風味も豊かで、香りが強いといっても、紛れもなくストレートなチョコレートの味です。

 

 

 

苦みはありますが、嫌な苦みと認識する手前のところでおさまっています。

 

 

 

あと重要なのが、しっかりした風味にもかかわらず味がしつこくないところです。

 

 

 

甘くて気分悪くなる感じがありません。

 

 

 

食べ終わった後の袋にも強い香りが残っています。今嗅ぐと、濃密な花っぽいというか、生花を嗅いだ時のややフルーティな甘さや土っぽさみたいな共通点を感じます。

 

 

 

カカオハンターのチョコレートは良質なロウマテリアルを嗅いでいるときの楽しさがあります。

 

 

 

これだけでも良い香りだけど、お菓子に使ったらさらにおいしいスイーツができるかもしれないと思わせるような。

 

 

 

良質な原料にこだわりを持つ方にオススメです。

フェラリーニ パルミジャーノ・レッジャーノ

parmigianopictureずっと気になっていた食材、本物のパルミジャーノ・レッジャーノを食べてみました。

 

 

 

粉チーズの代表であるパルメザンチーズと味・風味の比較をしてみたいと思っていたのですが、使うたびにチーズカッターで卸さなくてはならないという手間から、なかなか手を出せずにいましたが、ようやく購入に踏み切ったのです。

 

 

 

感想は「全然別物」で、粉チーズのパルメザンはパルミジャーノ・レッジャーノに近づけているわけでもないことがわかりました。

 

 

 

今回は、チーズカッターで薄く削ったパルミジャーノ(イタリア産)と、買ってきたそのままの粉チーズパルメザン(アメリカア産)で比較してみました。(パルミジャーノは削り具合や、かち割りの状態とは風味の評価が異なる可能性があります)

 

 

 

まずは香り、口に入れる前に香りを嗅いでみると、パルミジャーノがやや刺激的な酸臭を特徴としているのに対し、パルメザンはアルデヒドっぽい重たい香りがしました。簡単に言ってしまえば、パルミジャーノの方がツーンとした刺激臭があり臭いのです。

 

 

 

続いて味、口に入れた風味は、パルミジャーノはミルク感やコクと旨みを感じ風味がふわっと広がります。思い浮かべたのはかつおぶしで、乳製品と魚加工品という根本的な違いはありますが、舌で感じる部分には似た感覚があると思います。口に入れると、刺激的だった酸臭はほとんど気になりません。

 

 

 

一方パルメザンはクラッカーをほうふつとさせる強い塩味と(パルメザンの塩分は、パルミジャーノの倍以上入っていました)、芯のある風味です。ミルク感はあまりありません。

 

 

 

パルミジャーノはマイルドな風味と強いコクがあるのに対し、パルメザンは強い塩味とクラッカーやパンと混ざったようなチーズの風味を感じました。

 

 

 

まとめますと、パルミジャーノは匂いは強いが味はマイルド。パルメザンは匂いは少ないが味は塩でシャープ。味としては正反対な気がするのです。

 

 

 

食べ物にかけてみても、この傾向は同じです。パルメザンチーズをかけていたシーザーサラダをパルミジャーノに変えると、塩気のシャープさが物足りなく感じます。

 

 

 

恐らくグラタンにパルメザンをかけて焼いて出るあのカリカリのしょっぱさは、パルミジャーノだと出ないでしょう。

 

 

 

薄くおろしたパルミジャーノはそのアミノ酸(うまみ成分)により、食べ物の味を引き立てる様なのです。酸臭もそのままでは臭いですが、微量だと華やかさが加わります。

 

 

 

パルミジャーノは、パルメザンのハイグレード品という訳ではなく、全く別の風味を持つものなので、パルメザンからパルミジャーノに変えたからといって、単純においしさが増すわけではありません。これからはパルミジャーノにふさわしい使い方を探っていこうと思います。

丸山珈琲 パナマ・エリダ・レッドカトゥアイ・ナチュラル

redcatuaipictureコーヒーをほとんど飲まなかった私ですが、2年くらい前からお店で飲むようになり、今年はフレンチプレスを購入し自分でも淹れるようになりました。

 

 

 

今日ご紹介するのは、丸山珈琲さんであつかっているパナマのエリダ農園で栽培の、ナチュラルプロセスで精製されたレッドカトゥアイ種のコーヒーです。

 

 

 

ナチュラルプロセスとは、コーヒーの実をそのまま天日干しした後、果肉などを除去し、豆を取り出す方法で、果肉が付いたまま乾燥させる過程で甘みが増えるそうです。

 

 

 

他にはウォッシュド(皮と果肉を除去し、粘液を水洗してから乾燥)、ハニープロセス(皮と果肉は除去するが、粘液は残したまま乾燥)などの精製方法があります。一般的な生成方法はウォッシュドで、水洗の手間はかかりますが、天候に左右されず、精製過程で質の悪い豆を取り除きやすいため、均一でクオリティの高い豆に仕上げられるとのことです。

 

 

 

ここ2年くらいコーヒーを飲んできて、私はフルーティで豊かな香りと甘さ、最後に野菜のようなグリーンを感じられるナチュラルプロセスが好みのようで、今回のコーヒー豆を選びました。

 

 

 

パナマ・エリダ・レッドカトゥアイ・ナチュラルは、最初に洋梨のような甘さが香り、口に入れると柔らかな甘さが感じられます。

 

 

 

香りも良いですが、舌には豆の旨みが感じられ、香りだけでなく、舌で感じる味もおいしいのです。(以前はコーヒーはただの苦い汁にしか感じられなかったのですが)

 

 

 

豆の種類によっては舌触りが、説明書きにあるように、シルクのような滑らかさを感じられるものもあります。

 

 

 

丸山珈琲さんでは、豆を買う前に試飲させていただけるので、2~3種のコーヒーを飲み比べることで、より個々の違いを感じながら自分の好みを探って行く事ができます。

 

 

 

香水もそうですが、自分の好みを見つけるには、詳しい人にアドバイスを頂きながら、年単位の経験が必要なようです。

マドレーヌラパン

madeleninelapinpictureおいしそうだったので買ってみました。

 

 

 

マドレーヌラパンのマドレーヌ。

 

 

 

保存料や人工甘味料、合成香料を使っていない自然の材料を使ったマドレーヌ専門店とのことです。

 

 

 

ご覧の通り、美しい形をしています。

 

 

 

専門店らしく、色々な味があって、今回は3種購入しました。

 

 

 

【バニラ】

マダガスカル産のバニラビーンズを使っています。バニラの香りはもちろん、噛んでいるとビーンズの粒を感じられます。日が経ってしまったからか、少々かたくなっていました。説明書きに少し温めた方が良いと書いてありますが、その通りだと思いました。

 

 

 

【シャリシャリレモン】

瀬戸内産レモンのアイシングがかかっています。バニラビーンズも入っているので、レモンの爽やかな甘酸っぱさとバニラの甘さの両方がバランスよく楽しめます。レモンの風味は結構しっかりしているので、酸味が苦手な人にはオススメしません。

 

 

 

アイシングの食感が良く、このおかげか、バニラよりしっとりとした生地に感じられました。昔食べたレモンピール入りのマドレーヌを思い出しました。

 

 

 

【スイートポテト】

季節限定のフレーバーです。さつまいもよりゴマの風味が結構効いているので、スイートポテトより大学いもの雰囲気を思い出しました。

 

 

 

どれもナチュラルな素材の雰囲気が感じられておいしかったです。

 

 

 

日持ちは翌々日まででした。

テセロン ロット60

tesseron60picture今回はコニャックのご紹介です。「テセロン ロット60」 (TESSERON LOT 60 The Great Smoker)

 

 

 

ロット60とは1960年以前の古酒のみをブレンドして作られたという意味らしく、X.Oのコニャックになります。

 

 

 

なぜこのような古いコニャックを飲んでいるのかといいますと、元資生堂チーフ・パフューマーの中村祥二さんが書かれた「調香師の手帖」(朝日新聞出版)という本に、ウイスキーもブランデーも三十年ものになるとアルコールの刺激が消え40パーセント以上のアルコール分が味覚では15パーセント程度にしか感じないというようなことが書いてあり興味を持って、いつかは飲んでみたいと思って数年が経ち、今ようやく口にしているのです。

 

 

 

飲んでみた印象は、確かにアルコールの刺激が若いブランデーと比べ少なく感じられました。

 

 

 

若いブランデーは口に含むと、むせそうになるほど舌がカーッと熱くなるような感じがしますが、こちらの舌触りはかなりマイルドです。(ただ、のどから食道にかけては熱く感じますが)

 

 

 

鼻に抜ける香りはかなりしっかりしています。葡萄や桃の軽いながらしっかりとした香気が感じられます。

 

 

 

ヘネシーのV.Sはバニリンのような甘さを印象的に感じましたが、テセロン ロット60にはバニリン感はあまりなく、樽の香りも重くなく軽やかでした。マイルドで綺麗な果実の香りが始終しています。酸味はありませんが新鮮なブドウを口にしたときの様な甘さが感じられます。

 

 

 

口当たり滑らかなので飲みすぎ注意です。

 

 

 

このテセロンに限りませんが、食後のコニャックは食事中に飲むワインなどと違い、お酒の味と香りだけに集中できるので、食後を特別な時間を過ごしている感じにさせてくれます。

 

 

 

飲み終わった後も残る香りの余韻は、普通のアルコールの酔いとは違い、なんとも心地よいものです。

 

 

 

その様な心地よさを味あわせてくれたテセロンですが、他にはロット29という番手があり、こちらは1929年以前の古酒と、さらに19世紀の古酒も含まれているのだそうです。

 

 

 

100年以上経った建築物は目にしても、口にするのはどのような感じなのでしょうか?エミール・ゾラやマルセル・プルーストが生きていた時代の作物を味わうことができるのなら、いつかは飲んでみたいものです。