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ティーブレイク

新宿御苑のタイサンボク

magnolia2015pictureようやく東京も晴れの日が続き、タイサンボクことマグノリアの香りを嗅ぎに新宿御苑へ行って参りました。

 

 

 

どうやら猛暑日を記録したところもあるとかいうくらいで、とても暑かったですが、御苑へ入ると少し和らぎます。

 

 

 

こんなに暑くて回れるかな?と少し不安でしたが木陰も多く、ぐるりとほぼ一周できました。(温室は蒸し暑かったですが)

 

 

 

目標のタイサンボクは温室の近く大木戸門の近くにあります。

 

 

 

近づいていくと微かにジンジャーのような香りがします。

 

 

 

ちょうど手の届く場所に咲いていた花に鼻を近づけてみると、やはりジンジャーのような、他の植物で言うとエンジェルトランペットのような、少し熱くヒリヒリするような部分と花の甘さが感じられます。

 

 

 

香水で言いますとHERMES社のモンスーンの庭のような雰囲気も感じられました。

 

 

 

ちなみに権威あるアークテンダー氏の著書によりますと、とても繊細な甘い香りでローズ、ヴァイオレット、オレンジフラワー、ロサ・カニーナ(ローズヒップ)、ドッグローズやヒップローズの香りが感じられるとの事。

 

 

 

私の感想とは全然違うものでした。

 

 

 

気になる方は、ぜひ新宿御苑へ!

雨が多くて・・・

gardenia2015picture梅雨なので当然なのですが、雨が多くて・・・、困ります。

 

 

 

花の香りを嗅ぐタイミングを逃します。

 

 

 

ベランダからはクチナシ見えるのですが、進入禁止区域なので香りを嗅ぎに行けません。

 

 

 

今年はどうも花の香りとタイミングが合わず、香りが強いと言われる桜”スルガダイニオイ”も花は見れても香りは感じず、藤も同じく、クチナシはかろうじて微かに、タイサンボク(マグノリア)はまだ咲いているでしょうか?

 

 

 

ユリは咲いているので、雨が止んだらユリの花を探すことにしましょう。

草ぶえの丘 バラ園2

waterloopicture前回からだいぶ遅れましたが、草ぶえの丘の他のバラについて。

 

 

 

「ワーテルロー」かなりアニマリックな香りが強く、このバラにはカナブン?らしき虫が大量についていました。

 

 

 

ハイブリットムスク系のバラだからか、現在の香水に使われるホワイトムスクの柔らかい甘さではなく、麝香のような荒くて少し臭かったです。

 

 

 

pdbpicture「プランス ドゥ ビュルガリ」ハイブリッドティー系のバラで本当に紅茶の茶葉のような香りがしました。

 

 

 

今回はダマスクとセンチフォリアをメインに見る旅だったので、モダンローズに関しては準備不足で悔いが残ります。

 

 

 

モダンローズは種類が多くて、香りの系統とバラの名前を一致して覚えるのが大変ですが、少しずつ勉強して来年には多少モダンローズの分類を頭に入れてバラ園を訪れたいものです。

草ぶえの丘 バラ園

kusabue2015picture先日ローズ・ド・メの5月だったので、23日に千葉県佐倉市にある草ぶえの丘バラ園へ行って参りました。

 

 

 

オールドローズが沢山集められている貴重なバラ園です。

 

 

 

今回は数年ぶり2回目の訪問なのですが、京成の電車に乗っていると、京成佐倉の前に巨大な風車が建っているのを見て、数年前の訪問を思い出します。

 

 

 

前日にバラ園に電話してみたところ今年は暑かったため、花が早かったらしく、私が目的としていた香料用のバラ、ダマスク種とセンチフォリア種はピークを過ぎて、花が落ち始めているとのこと。

 

 

 

不安を抱きつつの出発でしたが花はまだ残っており、2種の香りの差を改めて確かめることが出来ました。

 

 

 

damascena2015pictureダマスク種はローズ水のような香りでフレッシュな印象。シトロネロールやゲラニオールといったローズアルコールの香りを感じることが出来ます。

 

 

 

花によっては少しグリーンな香りがあるものもありました。

 

 

 

オールドローズなので、花弁がくしゅくしゅっとしていて美しくはありませんが、優しいピンク色がかわいらしいですね。

 

 

 

centifolia2015picture続いてのセンチフォリア種はフェニルエチルアルコールという、しっかりとした甘さを持つ香気成分がはっきりと感じられました。

 

 

 

センチフォリアという名前だけあって、100枚あるかはわかりませんがたくさんの花びらがついています。

 

 

 

ダマスクもセンチフォリアもそうなのですが、まるで人がピックアップしやすいように作られたかのような、大きすぎず小さすぎずのちょうど良い大きさに思えました。

 

 

 

それにしても、どちらのバラも香料用のバラと想像しているより香りは強くありません。ブルガリアや南仏のバラはもっと強い香りがするのか、いつか訪れてみたいものです。

 

 

 

他のバラについては、また後日に。

ディオールと私

dior&ipicture先日、映画「ディオールと私」を観てきました。

 

 

 

2012年、ディオール社が新しく契約したデザイナー・・・、ではなくアーティスティック・ディレクター、ラフ・シモンズ氏の就任から初めてオートクチュール・コレクションを発表するまでを描いた作品です。

 

 

 

90年代、彼は自分のポートレイトを撮らせない人でした。(確か、バイクのフルフェイスヘルメットをかぶっていました。)

 

 

 

いつからか、顔を出すようになり、ついには映画出演まで。

 

 

 

とはいえ、映画の中では「写真撮影は嫌だ。ランウェイをピエロみたいに(前任のジョン・ガリアーノ氏への皮肉か?)歩くのも嫌。経営陣を失望させずに、コレクションのあいさつを済ませるにはどうしたらいいか?」と悩んでいました。

 

 

 

結局は、ランウェイを練り歩き、マーク・ジェイコブ氏と記念撮影まで行い、見事に仕事を貫徹したのですが。

 

 

 

後程、本作のプログラムを読んでみると、監督のインタヴュー記事があり「彼がカメラに囲まれる有名人に変貌するところを撮ろうと私は考えていた。」と書かれていました。監督の狙い通りだったのですね。

 

 

 

と、本来の見せどころはそこではなく、ラフ・シモンズ氏のディレクションとクチュリエール(お針子)の仕事ぶりが注目されているようです。

 

 

 

意外だったのがラフ・シモンズ氏自身はデザイン画を描かず、イメージをまとめたファイルを用意し、アシスタントのデザイナー達にデッサンをさせていました。

 

 

 

シャネル社はカール・ラガーフェルド氏がデッサンしている姿が良く写されていますが、プログラムによると最近はこのように、ディレクターのイメージを元にアシスタントがデッサンすることが増えている傾向にあるそうです。

 

 

 

そして当然といえば当然なのですが、コレクション制作だけをするプレタのチームと違い、クチュール部門は顧客への納品もあり、コレクションと納品が被ることが多々あり大変だということ。

 

 

 

また、クチュリエールの足元が写ると、なんとヒールを履いて仕事をしているではないですか。スニーカーとかスリッパのようなフラットシューズで働いているかと思っていましたよ。

 

 

 

diortheperfumespictureしかし、私が一番気に入ったのは、花で埋め尽くされたショーの会場です。会場に入る前から香りが漂っていたとか。

 

 

 

去年発売された”Dior The Perfumes”という本の表紙は、このショー会場の写真が使われています。

 

 

 

内容はMiss DiorからLa Collection Priveeの紹介まで、各香水にまつわるエピソードが幅広く収録されています。香水だけでなく、ムッシュ・ディオールがデザインしたコレクションを現代のモデルが着て撮影した写真も収録されているので、重いですが、充実した内容です。

 

 

 

さて、映画は少しさめた見方をしてしまったかもしれませんが、主人公が悩み、時にかんしゃくを起こし、原点回帰し、インスピレーションを得て、苦労を乗り越え成功するという、映画の作りとしては王道でした。コレクションの作品や、各部屋の壁全面を花で埋めた会場の装飾をスクリーンサイズでみられたのは良かったです。

 

 

 

コレクションを写真で観たときは、これがディオール?と思いましたが、大画面で動く姿を見ると、多少服への印象が変わりました。(ただ、ディオール社へ入る前のラフ・シモンズ氏のデザインは、直線的、近未来的で色彩感覚も黒と白をベースにベタなヴィヴィッドカラーでアクセントをつけていたような記憶で、これから先ムッシュ・ディオールの女性の曲線美を活かしたフェミニンなイメージが継承されるのかは謎ですね。)

 

 

 

「サイン・シャネル カール・ラガーフェルドのアトリエ」を観ている方には少々物足りないかもしれないです。シャネル社の方がクチュリエールの働きぶりが良く見られますし、靴、刺繍、ガロン作りも見られます。「ディオールと私」を観てオートクチュールの裏側に興味を持った方は、ぜひ「サイン・シャネル」もご覧ください。