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ティーブレイク

NO MUSEUM, NO LIFE?

nmnlpicture東京国立近代美術館へ行って参りました。

 

 

 

山手線目黒駅のポスターを眺めているとマルセル・デュシャンの”Fountain”が載っていて、この作品を目当てに行ったのですが、全体の構成から美術館側のメッセージを強く感じられるとても良い展覧会でした。

 

 

 

国内の国立美術館5館から厳選された作品が、AだったらArchive、DだったらDiscussionとかそれぞれのテーマに合わせてA to Zで展示されているのですが、その一つ一つのテーマに書かれた解説(辞書の内容部分に相当)が来場者へのメッセージになっているのです。

 

 

 

普通の展覧会だと特集された企画や作家の作品解説や時代背景について書かれているので、美術館としてのメッセージ性は感じませんが、この展覧会はカタログ24pの文章を引用させていただくと「一言でいえば、国立美術館の所蔵作品を鑑賞しながら、その鑑賞構造を成立させる展覧会ないし美術館そのものをみる展覧会である。」とあり、メッセージ性の高い解説もまた主要な作品の一部なのでした。

 

 

 

展覧会のカタログには作品の写真の他、A to Zの解説も展示のまま載せられており、「これからの美術館事典」というタイトル通り、事典としてたびたびめくりたくなる内容です。

 

 

 

一番の目的だったデュシャンの作品はレディメイド4点の他、”Prière de toucher”という彫刻として登録された国際シュルレアリスム展のカタログ、”La Boîte-en-valise”という作品のミニチュアレプリカを収めたボックスセットと、図版で親しんだ作品の現物を見ることができました。

 

 

 

その他とても良かった作品は、ダニエル・セーヘルスとコルネリス・スフートによる17世紀前半に書かれた絵画「花環の中の聖母子」です。この花環に書かれたバラの花びらがうっすらと透き通っているように描かれていて、ただただ美しかったです。

 

 

 

ただこの作品の美しさはカタログの写真では再現できず、本物のみが持つ美しさでした。

 

 

 

今でもこのような花の絵が描ける画家の方の作品があったら購入して手元に置いてみたいです。

東京都薬用植物園

jasminsambacpictureつい最近まで、その存在を知らなかった東京都薬用植物園へ行って参りました。

 

 

 

恥ずかしながら、今まで香料の採れるジャスミンの花を嗅いだ事がなくて、検索していたらここが見つかったのです。

 

 

 

この植物園の温室にはマツリカ(ジャスミン・サンバック)が植えられています。

 

 

 

軽いグリーンな香気と少しフルーティな甘さがあり、とてもきれいな香りです。

 

 

 

インドール的なアニマリックな香りは感じず、全く不快なところのない良い香りでした。

 

 

 

しかしながらこの温室内には大量の蚊がいます。(とくにマツリカ付近)

 

 

 

一瞬にして五か所以上刺されました。あまりかゆくないのですが、一日経っても赤くなったままです。

 

 

 

屋外にもたくさんの薬用植物や香料の採れる植物が栽培されているのですが、植物の種類によっては蜂もたくさんいます。木の多い場所にはスズメバチの看板も。

 

 

 

私はうっかり、半袖の黒い服で香水をつけて行ってしまいましたが、長袖、日焼け止め、虫よけスプレー、黒や黄以外の服、スニーカーが必需です。(温室以外の屋外が広いので、園内は基本直射日光が降り注ぎます)

 

 

 

虫のことばかり書いてしまいましたが、マツリカだけでなく、温室にはイランイラン、カッシー、ニュウコウジュ、クローブ、シナモン、バニラ、夜来香、夜香木。屋外にはミント系ハーブ、カモミール、ドイツスズラン、2種のアイリス、ニオイスミレ、レモングラス、セージ、ラバンジン、ヒノキ、モミ等々、本当に様々な芳香植物が栽培されていました。

 

 

 

rosehippictureその他、ホホバの木やローズヒップも植えられているので、香水だけでなく、アロマ好きの方も楽しめる場所だと思います。

 

 

 

ちなみに入場料かかりません。無料です。また、うちからは遠かったですが、東大和市駅からは徒歩で5分もかかりません、駅チカです。

 

 

 

ケシやアサといった栽培禁止の植物も見ることができます。(2重の柵と有刺鉄線に囲まれていますが)

 

 

 

私は2時間以上ウロウロしていました。

 

 

 

時期が終わっている花も多かったので、また日を改めて行きたいと思いました。

イチジクの葉

figleaf1picture最近普段の通勤路で、いつも感じない香りがして、なんとなくフィグリーフっぽいなぁ、と思って周りを見回してみると、天狗の葉っぱみたいな巨大な葉がありました。

 

 

 

ここから香ってるのかなぁと良く見てみると、実がなっています。この形は・・・、イチジクです。

 

 

 

イチジクがこんな身近なところに育っているとは、今まで全く気が付きませんでした。

 

 

 

香りは青臭さプラス、ミルキーな甘さです。

 

 

 

イチジクの葉から得られる天然香料フィグリーフアブソリュートは感作性と光毒性がありIFRAで使用禁止になっているため、近づいて大丈夫かなぁと若干不安になりつつ良く嗅いでみると、ピーチのような甘さがありました。

 

 

 

普段からどこかから漂ってくる香りを感じても、中々香りの元を見つけられないことがありますが、いつか突然答えが判明することがあるかもしれませんね。

渋谷区ふれあい植物センターへ

heliotrope1picture先日、今まで何年間も気にはなっていましたが、行ったことがなかった「渋谷区ふれあい植物センター」へ行ってまいりました。

 

 

 

本物のヘリオトロープを嗅いでみたいという目的で、ようやく足が向き、写真の通り、無事ヘリオトロープの花を見ることができました。

 

 

 

驚いたことに、ここのハーブガーデンは所狭しと薬用・芳香が植えられていて、ユーカリ、ゼラニウム、和ハッカ、メリッサ、バーベナ、クラリセージ、そしイランイランまで育てられていました。

 

 

 

肝心の香りですが、ヘリオトロープは、花に鼻をうんと近づけてようやく香りが嗅ぎとれるくらいのかすかな香りで、思ったほど甘い香りではありませんでした。正直非常に狭いところで少々体勢が厳しくて、あまり良く嗅げませんでした。

 

 

 

ylangylang1pictureそしてイランイランですが、精油のどのグレード(エクストラ、ファースト、サードなど)の香りとも違う、アニマリックな香りがしました。精油の持つ華やかな花の香りはほとんど感じられませんでした。

 

 

 

お昼ごろという時間のせいもあったのでしょう。ジャスミンも日が出るとインドールが増加するために、暗いうちから収穫するくらいですから。

 

 

 

今回初めてイランイランの花を見ましたが、写真で見ていたときは化物みたいに巨大な花を想像していたのですが、手のひらにおさまりそうな割と小ぶりな花でした。

 

 

 

ほとんどめだたず、なんだか奇怪な花があって、写真で見たイランイランってこんな感じだったなぁと思って植木の下の部分を見ると、小さくイランイランと立札がありました。

 

 

 

渋谷駅東口から少し歩きますし、とても小さいハーブガーデンですが、密度は濃いので、香水だけでなく、アロマ好きの方にもお勧めできる場所だと思いました。

フォション ローズティー 2

fauchonrose2015picture以前にもローズティーについては書いているのですが、最近改めて通常サイズの缶を購入したので、また書きたくなりました。

 

 

 

私の中のスタンダードローズティーはこのフォションのものです。

 

 

 

缶を開けた途端フレグランス的なローズの香りが広がります。

 

 

 

そして、カップに注ぐと部屋中が豊かなローズの香りに満たされます。

 

 

 

それを口に入れると、体中にローズの香りが行きわたるような感じです。

 

 

 

飲み終えたカップには、バラの花びらのような香りが残ります。

 

 

 

この紅茶を淹れると、グラース産ローズドメの香りを思い出します。

 

 

 

袋に入れたムエットにかすかに残る、バラの甘さのとても大切な部分。

 

 

 

fauchonrose2015insidepictureちなみにこのローズティーの内容量の1%はローズペタルだそうです。

 

 

 

缶の中にはたくさんの花びらが見えます。

 

 

 

缶のふたを開けてから、飲み終えたカップの残り香までバラの香りを楽しめるフォションのローズティー、至福の時です。