2016年2月27日
愛宕神社の梅
目的は2つありまして、1つは五合目くらいにあるチーズ屋さんで、シチリア産のレモンハチミツを買うこと。
2つ目は愛宕神社の梅を見ることです。
愛宕山は新橋から歩くと結構遠くて、ふもとから山頂までの登山時間より、新橋駅から山のふもとまで行く時間の方が圧倒的に長いです。
そのおかげか低い山にもかかわらず、お店に着くと小さな達成感を得ることができます。
そして、チーズ屋さんの扉を開けると、ほんのりとたくあんの様な発酵臭がします。
普段食べているプロセスチーズはミルキーな香りがしますが、海外のナチュラルチーズはなかなかクセが強そうです。
しかし、私がチーズ屋に来た目的はチーズではなくハチミツです。
ここではシチリア産のハチミツを数種類扱っています。シチリア産を選ぶのはシチリア産シトラス精油の香りが良かった経験からです。
私はレモンのハチミツが好きなのですが、考えてみるとミツバチはレモンの果皮ではなく、レモンの花から蜜を集めているはずなのに、レモンの味とわかる風味があります。これは果皮だけでなく花の蜜にもレモンのキーとなる香気成分シトラールが含まれていることを意味するのかもしれません。
さて、ハチミツを買った私は愛宕神社の梅を見に山頂まで1~2分ほど歩きます。
山頂の梅は、徳川家光が家来に馬で石段を登らせて梅の花の咲く枝を取ってこさせた出世の石段のエピソードで知られていますが、裏手に咲いている梅に満足して肝心の将軍梅は見逃してしまいました。
香りはそんなにたくさん咲いていないので、梅の木の下へ行くとほんのり香る程度でした。
来年は出世の石段を登って将軍梅を見ることにしましょう。