2017年7月31日
初めて観たチュベローズ
着いたときは、完全に閉じた蕾で香りませんでしたが、しばらく滞在してまた戻ってくると、わずかに蕾が開いて香りが感じられました。
少し薬品的な甘さ(Methyl anthranilate)があって、天然のアブソリュートより、コンパウンド(調合香料)の香りに近いように感じられます。
ウィキペディアによると、ここで観た八重咲きの品種より、一重咲きの方が香り高いとのことです。
確かに”Dans les champs de Chanel”のチュベローズは一重ですね。
この本によるとヴェルサイユの庭に植えられていたとのことで、『マリー・アントワネットの植物誌』を開くとチュベローズのページがありました。この本に載っているルドゥーテによる植物画も一重咲きのチュベローズでした。
次はいつか一重咲きのチュベローズを嗅いでみたいものです。