• ホーム
  • ステラ・ラボラトリーと香り
  • 香りの植物図鑑
  • 香りの教室
  • 香りのブログ
  • お問い合わせ

ティーブレイク

天然素材

jasmine2018picture香料だけに限りませんが、ものづくりをしている方々から、ここ何年間も耳にするのが「良い素材が手に入らなくなり、あったとしても高くて買えない」といったお話です。

 

 

 

理由はそれぞれですが、需要の増大と、人件費の高騰、投機マネーの流入などが主な背景と思われます。

 

 

 

皮革などは、昔はバッグなどを作るのに皮革の良い部分だけを使い、余った部分は廃棄同然で、安く束になって売られており、それを使った革小物などがあったのですが、今は昔使わなかった部分までバッグなどに使われてしまうので、余った素材が流れてこないそうです。

 

 

 

木材などは、伐採しすぎて、植林が追いつかず、昔ながらの樹齢の高い目の詰まった良質な木材が得られなくなったとか。

 

 

 

あとは、仕事そのものよりマネーの価値が強まり、リアルなものづくりの仕事の魅力が失われつつあることもあるでしょう。

 

 

 

さらに人手不足と言われていますね。素材とは違いますが、人を育てるにもとても時間がかかりますから。

 

 

 

量産品の品質は向上しましたが、高級嗜好品のそれは過去と比べると・・・。

 

 

 

広告では何でも「品質の高い〇〇を使った」と書かれますが、本当に気に入った物を見つけられるか、今年も探し続けます。

 

 

 

写真のジャスミンは、現在の写真です。1月でも咲いていますが、においはしません。11月くらいから香りは急激に弱まりました。2017年のジャスミン・ポマードは、夏から秋の香りの強い状態の花だけを使って作りました。濃厚です。

ブールアンジュ モンブラン

montblancpictureよく行くパン屋さん、ブールアンジュさん。

 

 

 

ゴントラン・シェリエから名前が変わりましたね。

 

 

 

オープンした頃から食べてますが、最近までずっと気になりつつ食べていなかったのが、この「モンブラン」です。

 

 

 

理由は、栗は好きだけど子供の頃に食べたモンブランがあまり好きでなかったからです。

 

 

 

それに「パンでモンブランって?」とも思いましたしね。

 

 

 

でも買ってみたんです。すごいおいしかった。

 

 

 

シュークリームのような生地の食感は湿度にかなり影響され、乾燥している今の時期はサクサクで食べられます。

 

 

 

上から食べると、中のマロンクリームに行きつくまで、やや遠いのですが、そこに到達すると洋酒の効いたマロンクリームが口いっぱいに広がります。(栗のかけらも入っています)

 

 

 

子供の時に食べた生クリームと黄色い紐みたいな味気のないコンビネーションのモンブランはなんだったんだろう?

 

 

 

 ブールアンジュさんのモンブランは実に色気のある味でした。(香水でたとえるとゲラン社のドゥーブル ヴァニーユっぽいかも)

この夏のジャスミン

jasmine2017picture去年からベランダでジャスミンを育てているのですが、今年はたくさん咲いています。

 

 

 

8月に入ってすぐに咲き始めました。

 

 

 

Methyl jasmonateやJasmine lactoneのような少しフルーティで綺麗な香りがしています。

 

 

 

去年は秋に入ると堆肥のようなにおいがした記憶が。

 

 

 

今年も精製されて、においがあまりない植物油脂につけてポマードを作っています。

 

 

 

去年は3~4輪の花を取り換えてつけましたが、そこそこの香りが採れました。

 

 

 

バニラのチンキ同様に、いつか手順を公開できたらと思っています。

初めて観たチュベローズ

tuberose2017picture東京都夢の島熱帯植物館にて、初めてチュベローズを観ました。

 

 

 

着いたときは、完全に閉じた蕾で香りませんでしたが、しばらく滞在してまた戻ってくると、わずかに蕾が開いて香りが感じられました。

 

 

 

少し薬品的な甘さ(Methyl anthranilate)があって、天然のアブソリュートより、コンパウンド(調合香料)の香りに近いように感じられます。

 

 

 

ウィキペディアによると、ここで観た八重咲きの品種より、一重咲きの方が香り高いとのことです。

 

 

 

tuberosepegomaspicture確かに”Dans les champs de Chanel”のチュベローズは一重ですね。

 

 

 

この本によるとヴェルサイユの庭に植えられていたとのことで、『マリー・アントワネットの植物誌』を開くとチュベローズのページがありました。この本に載っているルドゥーテによる植物画も一重咲きのチュベローズでした。

 

 

 

次はいつか一重咲きのチュベローズを嗅いでみたいものです。

トロワ・リヴィエール ラムホワイト・アグリコール

troisrivierespicture久しぶりの投稿になります。

 

 

 

仕事で知って興味を持ったカリブ海のフランス海外県マルティニーク島のラム酒です。

 

 

 

今回購入したのはトロワ・リヴィエールという蒸留所のもので、アグリコールと呼ばれる製法でつくられています。

 

 

 

ラムの生産量の97~98%を占めるといわれるインダストリアル製法は、サトウキビから砂糖を精製した後に残るモラセス(廃糖液)という副産物から作られますが、アグリコール製法は砂糖を精製していないサトウキビの搾り汁(糖液)を発行して作る方法で、ラム生産量全体の3%程度だそうです。

 

 

 

その違いは香りに現れるそうで、アグリコール製法の方が豊かな香りを持っているといわれています。

 

 

 

さて、実際にグラスに注いでみると、確かに普通のいわゆるラムの香りではないです。

 

 

 

腐りかけの果実が放つ強い香りや、フローラルな香りが前面に出てきて、奥の方に普通のラムの香りがします。

 

 

 

香りだけ嗅ぐとジュースっぽいフルーティさにも感じられますが、口に含むとラムの味と少々サトウキビジュースの味も感じられます、しかし50度のアルコールですからキツイ・・・、と思いきや舌の上ではそうでもありません。のどを通ると、ちょっとピリピリする程度です。

 

 

 

輸入元の説明によると、南国は暑いのでシングルモルトの3倍程度の速さで熟成が進むそうで、このホワイトラムはほとんど熟成されていないと思いますが、アルコールの刺激はマイルドでした。

 

 

 

私個人としては、コニャックの風味の方が後の余韻も良く好みですが、このアグリコールラムの強烈な香気はそれはそれでおもしろさがありました。(でもやっぱり香気が強すぎるせいか、やや胃にもたれるかも)

1 / 5512345...102030...最後 »