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香りの植物図鑑

ミモザ

mimosa2016picture (2)鮮やかな黄色が印象的な花「ミモザ」です。葉はオジギソウの様に羽状になっています。

この植物の分類はとても紛らわしく「フサアカシア (Acacia decurrens)」と呼ばれていますが、一般的にアカシアと呼ばれている(アカシア蜂蜜など)白い花の植物「ニセアカシア (Robinia pseudoacacia)」とは別物です。

さらに見た目は、同じく黄色い花で羽状の葉を持つ「ギンヨウアカシア (Acacia baileyana)」と似ています。(ギンヨウアカシアの葉は少しシルバーを帯びていてフサアカシアより短い)

そして「オジギソウ (Mimosa pudica)」の学名にミモザが使われています。

この「フサアカシア」からはミモザ アブソリュートが香料素材として抽出されますが、同カテゴリーにはカッシー アブソリュートという香料もあります。カッシー アブソリュートは「キンゴウカン (Acacia farnesiana)」という植物から得られます。

 

ミモザ アブソリュートの香りは少しきゅうりの様な雰囲気を持つ甘い香りです。ミモザの香りを創作する際は甘さとパウダリーさを特徴として作ります。

 

フサアカシアの花の香りはそれほど強くなく(南仏に咲くミモザは強い香りらしいですが)、花を直接嗅がないと香りがわかりません。その香りはヴァイオレットの様なグリーン感(わかりやすく言うとキュウリっぽい青臭さ)と杏仁豆腐の甘さを和らげたような、かすかに温かみのある香りです。この杏仁豆腐のような香りはAnis aldehyde (アニス アルデヒド)という香気成分によるもので、ミモザノートの調香にもキーとして使用されます。この香気成分はアニス アルデヒドという名前ですが、アニス(セイヨウウイキョウ)のような香りではなく、杏仁豆腐のような香りがします。

 

ギンヨウアカシアは見た目はそっくりですが、こちらは香りがありません。


ミモザの香りを楽しめる香水としてはGuerlain社のChamps-Elysées(シャンゼリゼ)があります。

ローズマリー

街中よりお皿の中で見かけることの多いハーブ「ローズマリー」です。

ローズマリーという名前ですが、ローズとは関係が無く、「海のしずく」という意味の学名Rosmarinusから来ています。ラテン語でrosは「しずく」、marinusは「海」の意味です。

この素敵な名前の由来は、「海から吹く湿気を含んだ風だけで、水を与えなくても生きていける事」から来ているそうです。

緑色の葉を指先で潰してみると、ミント類とは異なるハーバルな清涼感を持つ香りが出てきます。

香水に使用される他、アロマのブレンドオイルに使用されたり、ナチュラル系のシャンプーに使用されたりします。天然香料としてはポピュラーな精油なのでアロマショップで気軽に手に入れる事が出来ます。

ウメ

冬の終わりを告げる様な香りを持っている花「ウメ」です。

まだ寒い冬の空気にふんわりと柔らかく繊細な香りが漂います。

天然香料としては存在せず、化粧品用途ではあまり用いられない香りだと思います。

節くれだった幹に点在する白やピンクの花はとても特徴的で、日本の絵画でも良く見られる、とても日本的な魅力を持った植物ですね。

タイワンヒノキ

「タイワンヒノキ」の建材です。

ある日公園の門の下を潜ったらヒノキらしき香りがしたので、横にある説明を見たら台湾檜で出来ていると書いてありました。

建材の他、お風呂に入れるひのきボールなどで香りを嗅ぐ事が出来ます。

すっきりと神聖な感じのする香りです。

タイワンヒノキについてはわかりませんが、天然香料の国産ヒノキ精油はあまりヒノキっぽい香りがせず、むしろヒバ精油の方がヒノキ様の香りがします。

英語ではJapanese Cyprress(ジャパニーズ サイプレス)というだけあり、Cypress(イトスギ、セイヨウヒノキ)様の雰囲気もありました。

スズラン

 初夏に咲く花「スズラン」です。

 

英語では”Lily of the valley” リリー オブ ザ ヴァリー(谷間のユリ)、フランス語では”Muguet” ミュゲと呼ばれています。

 

街中のちょっとした雑草地に生えてたりします。また、鉢植えでも販売されています。

 

香りは清潔感があり、涼しげで爽やかな甘さを持つ香りです。

 

天然香料としては存在せず、合成香料を調香して作り上げられたスペシャリティベースがあります。

 

スズランの香りはローズ、ジャスミンと並ぶ代表的な香りで大抵の香水のフローラルノートに含まれていますが、スズランの香りメインで楽しめる香水としてはParfums Christian Dior社のDiorissimoがあります。

 

とてもかわいらしい花ですが有毒植物ですので口に入れない様ご注意ください。

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