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香りの植物図鑑

ヒイラギモクセイ

hiiragimokusei2pictureキンモクセイの後、冬の手前頃に香る「ヒイラギモクセイ」です。

 

 

モクセイ属に共通するラクトンの香りを持っています。

 

 

ラクトンにはいくつかの種類があり、モクセイ属の花以外にもガーデニアやピーチ、ココナッツ、乳製品などの香りに含まれています。

 

 

全体的にこってりとした香りの中に甘さがあり、朱肉の香りや、色でいうと白っぽい印象を受けます。

 

 

ヒイラギモクセイの香りはキンモクセイの様な強くフルーティな甘さではなく、さりげないラクトンの甘さを持っています。

 

 

歩いていると微かに甘い香りを感じ、周囲を見渡すとヒイラギがあって、ヒイラギの葉の間をよく見ると白い花が咲いていました。

 

 

ヒイラギモクセイの精油はありませんし、香水にヒイラギモクセイのノートがあるのも見たことはありませんが、香りの少ない立冬の時期には貴重な香る植物です。

 

 

ちなみにヒイラギモクセイを含む日本のヒイラギと、クリスマスの飾りに使われるセイヨウヒイラギはまったくの別種だそうです。

ラベンダー

lavenderpictureアロマオイルの代表「ラベンダー」です。

 

 

ラベンダーと聴けば安眠やリラックスといったイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか?

 

 

東京の街中で見かけることはあまりありませんが、手入れされた店先の庭でたまに見かけることがあります。

 

 

精油をアロマポットで嗅いだり、精油そのものを嗅いだりすると匂いがきついですが、植物のラベンダーから漂う芳香は真っ白なシーツに合いそうな柔らかな甘さを持っています。

 

 

香水ではトップノートに独特な甘さを与えます。Parfum Christian Dior社のDior hommeの他、多くのメンズフレグランスに使用されています。

 

 

ほとんどが水蒸気蒸留で得られる精油ですが、溶剤抽出で得られるアブソリュートもあり濃い緑色をしています。

 

 

主な産地は南フランスやブルガリアです。

オレンジフラワー(ネロリ)

orangeflower2016pictureオレンジに咲く花「オレンジフラワー」です。

 

 

白く可憐な花をつけます。

 

 

日本ではあまり一般的ではないですが、フランスではもっと身近な香りの様です。

 

 

以前フランスのお土産でオレンジフラワーの香りづけがされたパンを頂いたことがあります。

 

 

ビターオレンジの花からは精油が得られますが、抽出方法により別物に区別されます。

 

 

溶剤抽出されたものはオレンジフラワー アブソリュートと呼ばれ、重たい甘さと酸味を持った香りです。

 

 

水蒸気蒸留で抽出されたものはネロリと呼ばれ、こちらはフレッシュで青味がかった甘さを持つ香りです。

 

 

ローズもそうですが、同じ花から抽出されたものでも、このように抽出方法により香りはかなり変わります。

 

 

ネロリの香料は非常に高価ですが、その香りは同じビターオレンジの枝葉から水蒸気蒸留され、かなり安価なプチグレインと共通する部分があるため、ネロリ調の調香をする際にプチグレインがよく使用されます。

 

 

 

水蒸気蒸留で得られるネロリの香りを楽しめる香水は、Bonpoint社のボンポワン オードトワレです。Bonpoint社の創設者の妹であるAnnick Goutalさんが作った香りで、彼女のテイストである自然な香りを活かした調香となっています。

 

 

 

溶剤抽出で得られるオレンジフラワー アブソリュートの香りを楽しめる香水は、Guerlain社のHabit Rouge (アビ ルージュ)です。男性用の香水なのでオレンジフラワーとレザーノートが組み合わさった渋い香りとなっています。私的な印象ですと、重厚なアンティークのインテリアで整えられた偉い人の部屋に漂ってそうな香りです。

ライラック (リラ)

lilas2pictureかわいらしい紫色の花「ライラック」です。

 

フランス語では「リラ」。

 

日本語では「紫丁香花 (ムラサキハシドイ)」です。

 

その甘い香りは合成香料で再現され、しばしば香水に用いられます。

 

暑さに弱く、涼しいところでないとうまく育たないそうです。

コブシ

kobushipicture梅や桜の開花に挟まれて、いつの間にか咲いている花「コブシ」です。

 

「タイサンボク」と同じモクレン属で属名はMagnolia(マグノリア)です。

 

高い場所に花が咲いているので、なかなか香ってきませんが、落下した花びらを嗅ぐと、ブドウの様なとてもフルーティで甘い香りがします。

 

このコブシの花から精油は抽出されていないようです。

 

しかし、蕾を乾燥させて作る漢方薬「辛夷(しんい)」の薬効は1,8-Cineol(1,8-シネオール:ユーカリのような香り)やEugenol(オイゲノール:クローブのような香り)といった香気成分が作用しています。

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