タイサンボク
とても背の高い木に咲く「タイサンボク」です。「サザンマグノリア (Magnolia grandiflora)」とも呼ばれます。
タイサンボクは比較的強い香りを持っています。
ショウガのような少し温かみのあるような香りです。
背の高い木なので、直接花を嗅ぐ事は難しいですが、少し離れていても香りが感じられます。
アークテンダー氏の著書では、とても繊細な甘い香りでローズ、ヴァイオレット、オレンジフラワー、ロサ・カニーナ(ローズヒップ)、ドッグローズやヒップローズの香りが感じられるとの事
Magnolia grandifloraの種については昔香料の採取をしていたようですが、現在は市場に出ていないようです。
現在主に香料を採取するマグノリアは「ギンコウボク またはホワイトチャンパカ(Magnolia alba またはMichelia alba)」という別の植物です。
マグノリアとは別にチャンパカの天然香料もあり「キンコウボクまたはチャンパカ (Magnolia champaca またはMichelia champaca)」という植物から得られます。
また「コブシ (Magnolia kobus)」も同じモクレン属で、花はフルーティで良い香りがしますが、こちらの香料は採取されていないようです。