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香りの植物図鑑

■センチフォリアローズ

センチフォリアローズ

rosacentifolia2015picture香料が抽出されている数少ないバラの中の一つ「センチフォリアローズ」です。

 

 

名前は100を表す言葉centiからきています。花びらが100枚あるそうです。キャベツみたいな形なのでキャベッジローズとも言われています。

 

 

香料バラの一つですが、実際に嗅いでみると思ったほど強くは香りません。

 

 

フェニルエチルアルコールという香気成分が多く含まれているだけあって、この香りのややべったりした花香が特徴的に感じられます。また、ベータ-イオノンの持つ海藻のような香りも感じられます。

 

 

センチフォリアローズは、身近に咲いているバラではなく、栽培されているバラ園はわずかです。一季咲きで5月ごろに咲くためフランスではRose de Mai(5月のバラ)と呼ばれています。

 

 

写真のセンチフォリアローズは千葉県の佐倉にある草ぶえの丘で撮影しました。

 

 

さて、センチフォリアローズは香料も貴重なもので溶剤抽出で得られます。価格もダマスクローズのアブソリュートよりかなり高価です。

 

 

センチフォリアローズのアブソリュートは、フェニルエチルアルコールを中心とした、ハニー様の甘い香りです。トップにはミモザやヴァイオレットのようなフレッシュさがあり、ミドルには艶やかなバラの甘さが香り始めます。残香も極めてバラらしい美しい甘さが存在します。これはダマスクローズのオットーとアブソリュートには無い特徴に思います。

 

 

主な産地はフランスとモロッコ、エジプトです。南仏のグラース産ローズドメは、その名は有名ながら生産量が少なく高価なため、ごくわずかな香水にしか使用されていません。

 

 

ローズドメが使用されているもっとも有名な香水は、CHANEL社のN°5でしょう。また、Guerlain社のMitsoukoにも使用されています。最近の香水ではCHANEL社のMISIAがセンチフォリアの艶やかな魅力を最大限に引き出した作品だと思います。